【初心者向け】旧枠モダンのデッキ、どう組む?
お久しぶりです。気付けば前回から一か月も間が空いてしまいました。
先日のMF京都にて、サイドイベントとして2回も旧枠モダンが行われたそうで。参加者の方も1回目は19人、2回目は10人とのべ29人!実にたくさんの方が参加されたらしく、現地へ行けなかったことを残念に思います。こうしたプレイヤーの増加だったりもあり、前回サイドイベントが行われたGP名古屋終了時からしても興味を持つ方が爆発的に増えたように感じます。MF横浜でも引き続いてサイドイベントでやってほしいとの声も多くあるようで、いちプレイヤーの僕としても嬉しい限りです。しかし、そんな方々の多くが「どうデッキ組めばいいのか分からない」と頭を悩ませているのではないでしょうか。
「そもそもどんなカードが使えるのか?」
「どんなデッキが組まれているのか?」
「メタゲームはどうなっているのか?」
今回はそんな疑問の数々の解消になればと、普段僕が旧枠モダンの情報を集める際どうしているのかを紹介したいと思います。内容は以下の公式の記事と被ってしまう点が多々ありますが、何卒ご容赦を。
old-flame-modern.hatenablog.jp
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目次
1.カードリストを眺めてみよう
まずはカードプールを把握するところから、と言うことで旧枠モダンに対応したカードリストのご紹介です。普段「こんなカードは無いだろうか」とカードを探す際はWisdom Guildにお世話になる方が多いかと思います。おおよその値段等の情報が掲載されwikiへのリンクもある便利なサイトですので、僕も普段からお世話になっているのですがカード検索の欄をどの様に弄っても旧枠モダンに対応したリストの抽出は今のところ不可能でして。じゃあどこなら対応したリストが抽出できるのか?それがこちらのサイト、Scryfallになります。
Scryfall Magic: The Gathering Search
こちらの「Advanced Search」を用いることで、限りなく旧枠モダンのカードプールに忠実なリストが抽出可能です。では、実際にどのように検索を行うのかをご紹介しますね。
Advanced Searchをクリックしていただくと、様々な検索条件を指定するページへとうつるかと思います。カード名にはじまりテキスト、カードタイプからサブタイプまでこのあたりの使い方はWisdom Guildのカード検索機能と大して違いはありません。
今回はさらにスクロールしていった先の条件を指定して、旧枠モダンのリストの抽出を行いたいと思います。まず、少しスクロールすると出てくる「Formats」の条件から。左のボックスは「Legal」を、右のボックスは「Modern」をそれぞれ指定してください。
次に、「Criteria*2」のボックスに条件を指定していきます。このCriteriaこそがScryfallを最強の検索エンジン足らしめる要素だと思います。論より証拠、ここに「Nonfoil」「Old」とそれぞれ入力してください。これで条件の指定は終わりです。
ここまでの入力が終わったら準備完了です!ページ下部の「Search with these options」をクリックしましょう。すると、以下の画像のようにリストが表示されると思います。
こちらがズバリ、旧枠モダンのリストになります!ラヴニカの献身にて再録された《吸収》を含めて現在はきっかり900種類*3。ここからカード名やテキスト、カードタイプなどの条件をAdvanced Searchのページで加えていくことで、更なる絞り込みが可能です。
他にも様々な条件の指定も可能でして、画像ではなくテキストでの表示もできますし、更には日本語での表示も行えます!*4Advanced Searchのページだけではなく、検索結果のページ上部にあるボックスでもソート順の指定ができますので、そちらもご活用いただければと思います。
2.どんなデッキがあるか調べよう
こうして旧枠モダンのリストを自在に取得できるようになったことですし、次はデッキに関する情報を集めていきましょう。しかし、カードリストの把握がScryfallを用いることでスマートに行えたのと違い、現状こちらは地道な情報収集となります。
皆様も経験があることだと思いますが、最近情報の発信・交換はTwitterで行われるのが一般的になってきましたね。旧枠モダンもそれは例外ではなく、多くの有志によって作成されたデッキのレシピが投稿されています。
上記リンクが「旧枠モダン」と「旧モ」で画像検索をした結果になります。対戦の様子や観光の様子その他情報発信に雑じって多くのデッキレシピが投稿されているのが確認できるかと思います。*5当然ですが、乱雑に投稿されたレシピの中から目当ての物を探し出すのは至難の業です。個人個人によってデッキの呼び方も違ったりしますから、キーワードでの絞込みにもどうしても限界があります。ただ、最新の大型大会後などはソリューションとなるようなデッキが見つかるかもしれませんから、そういうタイミングでは要チェック!
Twitterでは情報収集に適さないということで、お次はこちらを。なんと、有志の方がこうしてMTGGOLDFISHにて、投稿されていた旧枠モダンのデッキレシピをまとめて下さっています。
これらは基本的になんらかの大会に参加した方のデッキレシピです。ありがたいことに、日付や大会での順位まで記載されています。*6アーキタイプ毎に名前も統一されていますし、デッキを探す際はこちらが一番便利かなと。
また、こちらのまとめを作っているさとーさんは人力で旧枠モダンの日本語カードリストの作成なども行っています。僕は上記Scryfallよりもこちらを眺めていることの方が多いかもしれません。
この他にも、僕を含めて多くのプレイヤーがデッキの紹介記事を書いています。「旧枠モダン デッキ ブログ」などのワードで検索をかけてもらえれば結構な数ヒットするかと思います、そちらもご活用ください。
3.やるだけやったらwiki頼み(?)
ここまで、カードリストの取得の話だったり既存のデッキの探し方について簡単に紹介してまいりました。基本的にはこれを繰り返してもらえれば旧枠モダンに参戦するには困ることはないことと思います。でも、自分らしいデッキを組みたいとなるとまた話は変わってきますよね。そういう時はもう思い切ってMTG Wikiに頼りましょう。MTG Wikiではカジュアルフォーマットのデッキの記録は扱っていません。ですが、かつてトーナメントシーンに存在した数多のデッキの情報があります。旧枠モダンのカードプールには、かつては何らかのデッキの重要なパーツだったカードが多くあり、代用する形になってしまうとは言えそれらの情報は大いに参考になるということですね。
INVブロック構築にはじまり後にスタンやエクテンでも組まれたSSS、USG~MMQ期のアングリーハーミットにCHK~RAV期スタンの8ヒッピーまで。実に様々なデッキがこれまでに旧枠モダンのデッキの参考として引用されてきました。黒コントロールなんかもODY~ONS期のものと結構パーツが被っていますね。
というわけで、気になるカードを見つけたらMTG Wikiで大会実績なんかを探してみましょう。きっとデッキ構築の助けとなるはずです。
4.おわりに
これまで、簡単に旧枠モダンの情報の集め方についてまとめてみました。リストの把握、デッキの調べ方、実際にどう組まれてきたかと順を追っては見ましたが、やはりカジュアルフォーマット。旧枠モダンに王道なし、といった感じになってしまいましたね、すみません…。モダンホライゾンと言う黒船によってどう環境が動くのか、まだまだ分かりません。今、皆さんが興味を持っている旧枠モダンは本当に半年もしないうちに終焉を迎えているかもしれないし、更なる発展を遂げているかもしれない。なんにせよ、どこか懐かしくも全く新しいフォーマットである旧枠モダン、やるなら今なんじゃないかと思います。ではまた!
え?「メタゲームの話はどうした」って?
そんなの俺が知りてえんだよ!!!!!
今度こそおわり